025 暗中模索(あんちゅうもさく)

起業するために

こんにちは井原祐一です

前回は起業の迷いについてお話しさせて頂きましたが、
今回は起業の覚悟について少しお話したいと思います。

これから起業しようと考えている方に対して
注意することを私の実体験を含めてお話しようと思います。

現在会社に勤めていて副業でIT講師をやり始める方と
会社を辞めて起業する人に分けてお話していこうと思います。

会社に勤めていて副業で始める人の注意すべきこと

・会社が副業可能かどうかの確認
・年収で本業の収益を超えないかどうかの確認
・扶養で働く場合基準以下で働けるかどうかの確認

このようなところでしょうか。
会社が副業を認めていて、確定申告をする気でいれば
まず問題はないと思います。

問題は会社を辞めて起業する人です。

普通すぐに思いつくのが収入がなくなるイメージは
できるのですが実際大変なことはそれだけではありません。

会社を辞めて起業する人の注意すべきこと

・会社を辞めると健康保険がなくなります。
・会社を辞めると年金が全額負担になり年金の規則により
奥さんが家庭に入っている場合は奥さん分も負担することになる。
・市民税、府民税(県民税)の支払いがやってくる。

特に痛いのは会社の社会保険がなくなるところでしょうか。
社会保険は健康保険と年金がセットになって
普通のサラリーマンは給料から天引されています。

ふだんからサラリーマンの方は意識していないと思いますが、
半額を会社が負担してくれているので…

会社を辞めたとたん区役所や年金事務所から払ってきていた
ほぼ倍額の健康保険の振り込み用紙が届きます。
(年金は定額で2020年現在16540円です)

住んでいる地域によるのですが…
健康保険は大体年収300万くらいで年間40万くらいの支払いです。

年間10回での支払いで年金も乗っかってきますので
月々の支払いは5万~6万円くらいです。

プラス市府民税があります。年収が300万くらいで
京都市で市府民税は年間10万円~15万円くらいでしょうか。

このように会社を辞めてしまうと人として生きる
社会的身分を全てはく奪されてしまうことは
覚悟しておいた方が良いでしょう。

私が24歳で会社を辞めて独立した時には区役所の職員と
大ゲンカしたことを昨日のことのように思い出します。

もう20年以上も前の話ですが…
当時は何もわからないまま起業したので支払いの多さに驚きました。

また会社を辞めて開業届を即出してしまうと
雇用保険が受け取れないことも注意しておいた方が良いでしょう。

今回私は歳も随分取り二度目の起業になるので特に驚きもなく
先日淡々と役所の手続を済ませてきました。

iharatan(井原情報処理研究所)
井原 祐一

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