014 維摩一黙(ゆいまいちもく)

社会の現状

こんにちは井原祐一です

前回は結果しか見ない人についてお話しさせて頂きましたが、
今回は何も話さない人についてお話したいと思います。

前回までは変な上司に焦点を当ててきましたが
今回は最近の若者社員について少しお話いたします。

私が組織にいたころの知り合いで、年も若いのに
仕事ができてものすごい寡黙な人がいます。

彼は優秀でみんなからの信頼もあつい。
私が若いころには居なかったタイプです。

昔、優秀な人というのは八方美人で、ごますり上手
な人が営業成績も良く会社から良く思われたものでした。

時代は変わり、最近は寡黙で仕事ができる若者が
組織にはたくさんいることに私はビックリしました。

ホント仕事以外の事は話さないのです!

私の勤めた組織に私語禁止の会社がありました。
まさに若い子にはそれがあっているのでしょうね。

社員は電話を携帯しバイブ設定、たまの会話は業務報告のみ、
会議は会議室でプレゼン発表者が話しして終了。

事務所が1時間以上無音になることなんてざらでした。

みなさんの職場はどんな感じでしょうか?

私語禁止の中でも…私が若い子たちに聞いてみて
色々と分かったことがあるので下記に書いておきます。

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「プライベートな会話は必要ない」
「周りの人を信用する気はない」
「会社の人どうし仲良くなりたくない」
「会社とプライベートを分けて考えたい」
「会社のために尽くす気はない」
「条件が良ければすぐにでも転職を考える」
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クールですね(笑)

いまや企業では優秀な社員やまともな人材が
会社を辞めることを人事部が止めに入るそうです。

若い社員の子でも今はみんな理路整然と話ができますし
仕事もすばやくこなしていきます。

ですが「人間味を持った人材が育つか」という点では
どうしても疑問符がついてしまいます。

iharatan(井原情報処理研究所)
井原 祐一

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