015 君子豹変(くんしひょうへん)

社会の現状

こんにちは井原祐一です

前回は何も話さない人についてお話しさせて頂きましたが、
今回は上の意見についてお話したいと思います。

組織に属して働いていると上の意見は絶対です。

2週間掛けて構築してきたプロジェクトも鶴の一声で
即変更となることも多々あります。

部下がどれだけ優秀な意見やアイデアを提案しても
上が決めたことをゴリ押しでも通すのが組織です。

上が決めたことが当たっていれば問題ないのですが…

それが当たっているかどうかが数値化できず
良い悪いが判断できないものが本当に厄介です。

例えば朝の朝礼をすることを課長が決めたとします。

さてそれの売上に対する評価や費用対効果の判定は
いったい誰がしましょうか?

組織内では上の意見は絶対に守らないといけない風潮が
どこの企業にも存在します。

残念ながら今の時代、東西新聞社の山岡さんみたいな社員は
どこにも存在しません。 即クビです。

さて朝礼の評価ですが…1か月後…

課長「やっぱりやってよかったでしょう!売上も上がったし!」
係長「そうですね、やってよかったです」
主任「そうですね、課長の言う通りです」
その他「そうですね ハハハッ(あいそ笑い)」

こんなことが実際の企業の中では蔓延しているのです。
典型的な裸の王様状態です。

そして2か月後課長が移動したとたん、売上は上昇中でも
係長の意見で朝の朝礼はなくなりました。

このように下の者は上の者に毎回振り回される状態。
これが日本企業の現状です。

本来であれば課長が考案したものでも部下が正当に
評価していいのです。

昔、私が毎日スピーチのある会社に勤めていたとき
自分はあまり苦にはならなかったのですが、

若い子にとって見たらものすごく苦痛だったようです。

そこで私は自分のスピーチの番に回ってきたときに
毎日ではなく週1回のスピーチ開催にしてはどうですかと
提案してみました。

周りはポカンとして私を見ていました。
たぶん「この人何言うんだ!」みたいなかんじで…

案の定却下され、玉砕されました。(^^♪

iharatan(井原情報処理研究所)
井原 祐一

タイトルとURLをコピーしました