005 虚心坦懐(きょしんたんかい)

IT講師とは

こんにちは井原祐一です

前回はIT講師に向いている人と向いていない人について
お話しさせて頂きましたが、
今回は実際の教え方についてお話したいと思います。

突然ですが…
みなさんは仕事やプライベートでパソコンやインターネット
について教える状況になったことがあるでしょうか?

お仕事だったら部下や年配の社員に
プライベートだったら親や親せき、兄弟、友人などおそらく
何かしら教えた経験はみなさんあると思いますがいかがでしょうか。

このような感じで人に教える行為とプロのIT講師となって人に
教える行為は全く違うことをまず理解してください。

もしパソコンとインターネットくらい、会社でいつも部下に教えてる
から「なんとでもなる!」と思ってIT講師になると痛い目に合います。

まず部下に教えている情報はあなたが知り得ている情報で
実際にIT講師になると自分が知り得ない情報に対する質問が
どんどん突発的にやってきます。

プライベートでも親や親せき、兄弟、友人から様々な質問が来たとき
に色んな回答をしてこられたと思いますが、残念ながらそのような
知識がIT講師としていかされるのはほんの数パーセントです。

以前、私は24歳で独立する前に生涯教育の会社で
パソコンのインストラクターをしていました。

インストラクターはプロとしてある程度生徒さんからくる質問を
常に想定して対応に挑みます。また生徒さんからくる無理難題と
毎回向き合うことにより自身の技術力をあげていきます。

これからIT講師を目指そうとしている方にいきなり
インストラクターになりなさいというのは難しいと思いますので

まずはパソコンやインターネットについて教える状況になったときに
知らない人に教えるイメージを持って心にわだかまりがなく、
平静に教えることを意識してみて下さい。

自分の知っている人に教える感覚と知らない人に教える感覚は
全く違うことに気づかれると思います。

間違いなく普段より丁寧に相手に教えることができると思います。

恥ずかしくてそんなことできないと言われるかもしれませんが
実際IT講師になれば、知らない人と毎日会い、自分の分からない
無理難題がいつ飛んでくるか分からない状況になります。

そのような状況の中でも心にわだかまりがなく平静を保つことが
よりよいIT講師になるための重要な要素になります。

iharatan(井原情報処理研究所)
井原 祐一

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