こんにちは井原祐一です
前回はIT講師の教え方についてお話しさせて頂きましたが、
今回は教える側の心得みたいなものをお話したいと思います。
教える側になった時によく起こりうることなのですが
この人には教えたのにあの人には教えなかった。
とかこの人にはこの教え方をしたのに
あの人には違う教え方をしたとか
それによって教わる側に不平等が生じて教わる側の
不満になり凶悪な態度に変わることもあります。
教える側はこのようなことにも注意を払って教えて
いかないといけません。
教える側の人たちは常に教わる側からの不平不満に対応する
ことが求められます。
教わる側から実際に来るクレームとしては
「教え方が悪いから覚えられない!」とか
「違う人にはああ言って教えていたのに私には教えてくれない」
とか上げていけばきりがありません。
「教え方が悪いから覚えられない!」は実際教え方が悪いかも
しれませんので、そこは素直に反省して
「申し訳ございません。再度勉強し直して参ります」
でいいと思いますが…
「違う人にはああ言って教えていたのに私には教えてくれない」
は少し言い訳がしにくくなります。
故意に差別をしようと思っていなくても教わる側からすれば
教える側の人の行動は常に興味津々で見ています。
また教える側の人も常に見られているという意識が必要です。
少しの油断が大きなクレームに繋がるケースも存在します。
自分が教える側に立ったときに、一応の理想としては全ての
教わる側の人に同じやり方で同じ量教えるというのが理想なの
ですが教える側の人も人間なのでそうもうまくいかないのが現状です。
50名以上の団体講習の講師をつとめるときなどは
全員平等にというのは席の遠い近いもありなかなか難しいものです。
ただある程度分け隔てなく平等に教えますという心意気だけは
持っておく方が敵対者を増やさないことに大いに繋がります。
iharatan(井原情報処理研究所)
井原 祐一