008 呉越同舟(ごえつどうしゅう)

IT講師とは

こんにちは井原祐一です

前回はIT講師の魅力についてお話しさせて頂きましたが、
今回はわからない質問の対応についてお話したいと思います。

みなさんが教える側となって教わる側の方に接するときに
一番不安なのはなんでしょうか?

「どんな感じの人が来るのかな…?」
とか
「自分に分からない質問が来るのではないか…?」
とか

色々不安が付きまとってくると思います。

「どんな感じの人が来るのかな…?」については
特に女性の方でIT講師をやってみようという方はこの点の
不安は常に付きまとって来ることでしょう。

この点については会社やプライベートでもある意味一緒です。

会社なら新入社員が入って来た時や新規顧客と対面するとき。
プライベートなら保護者会に参加したときやご近所さんの引越し等

新しい人と会うことに抵抗のある方は少し厳しいかもしれませんが
さほど抵抗がない方なら問題ないでしょう。

もし相当問題になりそうなときにはお金をもらわずに引き下がる
ことも当然ありです。お店でいう入店拒否です。

この辺の対応についてはこのサイトでもおいおいお話し
してみたいと思います。

さて問題は
「自分に分からない質問が来るのではないか…?」
なのですが…

これは自分の知識不足や経験不足で教わる側の方に最善の回答を
伝えることができないときに発生してしまいます。

20数年前私がインストラクターをしているときには先輩の先生から
生徒さんには絶対に「わかりません」と言ってはいけません。
と教わりました。

その当時は私もその言いつけを守って仕事をしていましたが、

今は違います。
「わかりません」は正直に言っても良いと私は思います。

その代わり、そのあとすぐ「○○日までにお調べいたします」
を付け加えてください。

知らない方から知らない質問が急に飛び込んでくれば
誰でも焦ってしまい、その場で調べようにも動作が空回りして
時間がどんどん過ぎてしまい教わる側の方を待たせてしまいます。

まずはその場を「わかりません」で切り抜けてあとは一生懸命
調べて付加価値をつけて教わる側の方に最善の回答を提供する。

その時に必要なのはWEBに載っていることをまるっぽ
コピーしていては教わる側の方が納得しない可能性があります。

ましてや数日待ってもらっているので教わる側の方も少しは
教える側の方の回答に期待しているはずです。

そこで他の専門家の意見が必要になってきます。

教わる側の方もその回答に他の専門家の意見が入っていると
それを聞いただけでいっきに信憑性が上がります。

私はそのようなときはあっさり他の先生方や専門家の方々の意見を
聞くようにしています。そしておおいに参考にさせて貰っています。

困ってる人を助けていればきっと…
自分が困った時に誰かが助けてくれるはずだと私は思います。

iharatan(井原情報処理研究所)
井原 祐一

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